その痛みは誰のもの

ズシンとした痛みだった。普通の腹痛ではない。施術の後遺症だろうか。昨夏に胆石症の手術と胆管結石の処置をした。秋の再診で処方の胃薬は数週間で止めた。ときどき腹はキリキリと痛んだ。冬の開業で忙しくなった。身体の異変に気づかない振りをした。激痛は2月22日に起きた。翌日は祝日だった。診察の24日は4時ぐらいに起きた。『機動戦士ガンダム』第8話をプライムビデオで観た。簡単な朝食を食べてアパートで『ドラゴンクエスト』をプレイした。ガンダムはどこまでも過酷で、ドラクエは果てしなくロマンだ。胃腸科へ9時ごろタクシーを飛ばして向かった。運転手さんが診察を受ける病院でかつて某プロ野球選手も治療を受けたことを教えてくれた。

 

病院は混んでいた。待合室で『月刊ドラゴンズ』を読んだ。自販機の缶コーヒーを飲んだ。名前を呼ばれた。胃腸科の医師の問診と触診を受けた。緊急性はないとの診断が下りた。一旦待合室へ戻った。再度名前を呼ばれた。看護師さんの質問を受けた。話し合いの結果、大腸内視鏡検査を3月中旬に、胃カメラを4月中旬に受けることになった。検査前日に食べる病院食を受け取った。けっこう重かった。会計を済ました。薬局でビオスリー3週間分を処方された。最寄り駅まで歩いた。小雨が降っていた。傘がなく、私鉄で直帰した。疲れた。昼の歯医者の予約はキャンセルした。吉見俊哉『ポスト戦後社会』(岩波新書)が届いた。マーケットプレイスで『電気グルーヴのテクノ専門学校 第1号』を注文した。

 

初診から10日ほど経った。食事制限で朝はパンとバナナ、昼はうどん、夜はおかゆか白米、かしわや魚などだった。症状はかなり改善した。検査当日までいまの状態をキープしたい。早寝早起きが健康の原則だろう。だが昨日は不摂生をした。今日もとっとと眠ればいいものをブログなんぞを打っている始末。まったくどうしようもない。サークルの告知が主なnoteは休載とした。別アカで個人ブログを設けていた。だが一旦noteから離れたかった。ごくごく小規模な範囲で日々の記録を付けたかった。はてなブログは10年前ぐらいまで頻繁に更新していた。たいへん懐かしい。今回はそんなに継続しないだろう。徒然に病状や読んだ本などのメモとして活用したい。どれだけ物好きな読者がいるのかは不明だが、お付き合いできれば幸甚である。